明けましておめでとうございます。更新頻度の少ない当ブログですが、それでもほそぼそ、2021年もやっていこうと思います。

今回は、ときどき頂く、熊西進学を希望する中学生の保護者からの質問にお答えしてみようと思います。

熊谷西高校に関する問い合わせ

このブログでは母校熊西について書いていますので、ときどき進学希望の中学生の、主に保護者の方からお問い合わせをいただきます。個別にお返事はしておりますが、ここでは一つの記事として総合的な内容を書いてみようと思います。

なお、プライバシーに配慮して具体的な情報は伏せ、文章もリライトしてあります。

1)楽しい高校生活を送れればいい?

現在中3の息子が熊西の普通科に進学希望です。清水さんのブログでは熊西の進学実績がふるわないとのことですが、私も息子もそこまで難関大への進学を望んでいません。どちらかというと文武両道の楽しい3年間を過ごせて、ある程度の大学に行ければいいという考えです。それでも熊西はおすすめできないでしょうか。

中3生、母親からの問い合わせ

こういったご意見の中3生、その保護者は少なくないと想像します。おそらく熊西に進学する方のかなり多くがこういった考えではないでしょうか。

結論から言えば、おすすめできません。

もちろん、最終的にはご本人の決断なのですが、できれば考え直していただきたい。

意外かもしれませんが、私自身、多くの中学生は熊西に進学することで楽しい3年間を過ごすことができる、と思っています。なぜなら、熊西はある意味で「ふつうの高校」だから。

ですが、お子さんが時代の変化を感じられるタイプの人であれば、楽しい高校生活の中にもどこか違和感を覚えるでしょう。「なんかこれじゃないな」という違和感。その違和感の正体は、熊西の時代遅れな体質です。

熊西はすでに20年前から変化・成長が止まっています。ただ、地域の共学の進学校という歴史にあぐらをかいているだけの存在でしかありません。なので、まともな感性をもって見れば「これは正しくない」「時代に取り残されている」とわかるのです。

陳腐な表現ではありますが、熊西は「ぬるま湯」です。入っているあいだは快適かもしれないけれど、そのあとかならずしっぺ返しがくる。だから、おすすめはできません。

2)大学進学は本人次第?

熊西の進学実績に関する問い合わせ。

熊西の進学実績は「せいぜい日東駒専」とのことですが、結局、大学進学は本人の努力次第ではないでしょうか。もっと偏差値が上の高校でも、難関大学に進学できるのはほんの一握りです。熊西に進学したとしても本人のがんばりで上位の大学に行くことはできるのでは?

中学生、保護者から

たしかに、極論すれば大学進学は本人次第だと思います。

しかし、受験勉強にも効率というものがあり、その点で言えば熊西はよい学校とは思えません。現在であればもっと効率的に受験勉強をやりつつ、好きなことにも時間を使う方法があるからです。

また、私がもっとも懸念するのは熊西という場に10代の3年間も身を置くことのリスクです。

高校は、言わずもがな、大学進学だけがすべてではありません。そこで3年間、若者の価値観や行動様式が形成される、まさに教育の場です。熊西に3年間も身を置くことの危険性は決して軽視できません。

ほかの記事で書いたので詳しくは繰り返しませんが、熊西は時代に取り残された学校であり、変化にできてない。とすれば、在校生もそうしたマインドに染められてしまいます。このマイナスの影響はなかなか払拭し難いものがあるでしょう。たとえ、一流大学に行けたとしても。

以前にも書きましたが、熊西で教育を受けることはマイナスの影響がある。能力が上がらないのではなく、むしろ、下がるのです。なので、大学進学のこととは無関係に熊西への入学はおすすめしません。

2021年は没落の年になる

以上、よくいただくご質問にお答えしてみました。お子さんが熊西を進学先として検討している保護者の方、あるいはご本人は、参考にしていただけたらと思います。

さて、この2021年、私は「古いものが没落していく年」になると思っています

コロナの影響ですでに古い体質の企業から悲鳴をあげていますが、経済だけにとどまらず、古いもの・変化しないものは次々に没落していくでしょう。

もちろん、熊谷西高校も没落していくし、そこに適応してしまった生徒も没落してくでしょう。

古いままで変化しないと、やがて社会と齟齬を生じるようになる。生物も環境の変化に適応しないとやがて淘汰されてしまいますが、社会においてもそれは起こる。熊西は必然的に没落していきます。

熊西を卒業してしまった生徒も、そう遠からず、没落していくでしょう。3年間も間違った教育を受けてしまえば、その影響は消し去り難いでしょうから。おそらく10年後の2030年には取り返しがつかなくなっているでしょう。

短く言えば、熊西に進学した時点で人生終了です。

熊西への進学は身を滅ぼす

この時代に熊西へ進学するというのは、自動車が走るようになったのに馬車に乗ろうとするようなものです。そのくらいバカバカしいということを、一人でも多くの中学生・保護者にわかって欲しい。そう思って今回の記事を書きました。

選択肢はいくらでもあります。わざわざ身を滅ぼすような進路を選ぶことはありません。ぜひ、再検討を。