子供が不登校になったとき、気がかりなことの一つが勉強の遅れです。そもそも授業についていけないのが不登校の理由だったりするし、進学に備える意味でも、基礎学力の定着はあと回しにできません。

そんな多くのご家庭の悩みを解決しているのが、通信教材の「すらら」

なぜ、すららが不登校の子の学習教材として一番なのか、家庭教師と塾講師の経験を踏まえつつ、自腹で本登録して使い倒した感想をお伝えします。

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すららを自腹で1ヶ月使ってみた感想

清水のログイン状況

自腹で入会金と月額を支払い、すららを1ヶ月間使ってみた感想はというと、事前の予想通り、不登校の子が基礎学力を身につけるのに最適な教材だと思いました。

特徴としては、

  • 過去の内容を無制限に復習できる
  • オンラインで質問し放題
  • 学習計画のコーチングもしてくれる

このように、不登校の子に求められる要素がそろっています。

「過去の内容があやふや」
「うろ覚え」
「どこが苦手かもわからない」

なんて子にぴったりでしょう。

さらに、保護者用アカウントもあって、そこからログインすると「どの範囲を、いつ、何時間何分やって、どのくらいできたのか」が丸わかり。しっかりやってるのかもチェックできるし、具体的に「今日の〇〇のテスト、よくできてたね!」と褒めてあげることもできる、よくできたシステムです。

親子のコミュニケーションにも配慮したつくりになっていますね。

すららの弱点はここ|操作性とデザイン性

すららは通信教材としてだけでなく、塾や家庭教師を含めても不登校の子にベストだと思いますが、実際に使って弱点もわかりました。それもお伝えしておきます。

その弱点とは、ユーザーインターフェース(表示の仕方や操作の仕組み)がやや使いにくいこと。

たとえば、

  • 表示される文字が少し小さい
  • 最初にどこを押せば何が表示されるかわかりにくい
  • 数字入力パッドが初期位置だと「解答する」ボタンを半分隠してる
  • フォントやボタンのデザインが場所により古臭い
入力パッド初期出現位置や入力しにくさが気になる

入力パッドはマウスで動かせるし、xとyはキーボードで打てばいいなど、どれも致命的ではありません。けど、細かい部分で「もうちょっと洗練させられないのかなー」と不満を感じます。

こんな弱点があるので、

  • どこを押せば何ができるのか
  • 最初、どうやって進めていけばいいのか

については、最初の1、2週間ほど、保護者がいっしょになって考えてあげる必要があるでしょう。

慣れちゃえば全然、問題ないんですけどね。でも、最近のよくできたゲームアプリに慣れてるお子さんからすると、最初はちょっとストレスに感じるかもしれません。

すららが不登校の子におすすめな3つの理由

すららの基本情報
通信教材すららの基本情報

あらためて、すららがとりわけ不登校のお子さんにおすすめの理由をお伝えします。

不登校になったとき、対処法に困るのが勉強のことですよね。数日休むだけでも遅れを取ってしまうわけですから、数週間、数ヶ月の欠席となるとしっかりした家庭学習が欠かせません

とはいえ、塾がいいのか家庭教師がいいのか、問題集は何を使ったらいいのか……選択に困ってしまうご家庭が多いと思います。おまけに、勉強の遅れは不登校のあいだはすぐに問題として表面化しないだけに、後回しにしがち。

でも、たとえ不調のあいだでも、最低限の学力維持は欠かせません。でないと、再登校するにせよフリースクールなどに行くにせよ、学力不足が足かせになってしまうから。

そこで活躍してくれるのが、今回試してみた通信教材のすらら。なぜすららが不登校の子の学習に「最適」なのか、3つの理由がこちらです。

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理由1:アニメーションと音声で基礎から解説してくれる

すららは国語と英語と数学(算数)を、スライド画面と音声で教えてくれる仕組みです。

画面に文字や図が表示され、キャラクターが音声解説してくれる
  • 前までの復習
  • 新しい部分の解説
  • 練習問題
  • 簡単な応用
  • まとめ
  • 確認テスト

こういう流れで進み、1単元がだいたい20分ほど。

短めにまとまっているので、基礎ができてない子でも、一人でコツコツと勉強に取り組むことができます

学校の授業や集団塾は先生が平均レベルの子にあわせてどんどん進めてしまいますが、すららならゆっくり考えながらやってもOK。確認問題でミスしたらすぐ解説を聞くことができます。なので、勉強が苦手な子でも進めやすいのです。

音声解説にあわせて分かりやすくテキストが表示される

すららは小中高それぞれの教科ごとに、いろんなアニメーション・背景・音声が用意されています。つまり、いろんな世界観が楽しめる。「先生が黒板を背にしてしゃべる」というふつうの講義動画とはぜんぜん雰囲気が違います。

理由2:さかのぼり学習ができる

ミスした苦手単元をすぐにその場で復習できる

紙の問題集をやっていて「前の学年の〇〇という単元がわからない!」となったらどうしますか? いちいちその学年のテキストをひっぱりだすか、買い直さなければいけませんよね。

塾に通ってるとしても、先生に頼んでプリントを出してもらうか個別対応してもらわないといけない。これはけっこう手間です。そもそも「どこが分からないか分からない」という子も多いでしょう

その点、すららは普通に利用してるだけでさかのぼり学習ができて便利

たとえば中3の数学をやってて、中1の計算を何度か間違えたとします。すると、自動で「ここが苦手でしょ? さあ、やり直そう」という感じで苦手単元を出してくれる。で、すぐに苦手が潰せるのです。

目次がマップになっており、全体像がビジュアルで把握できる

このような、システム上でさかのぼり学習ができる仕組みのことを、「無学年式」と言います。

学年にとらわれず、同じシステムで全範囲を自由に学べる。これはネット教材にしかできない仕組みですね。

理由3:質問・相談し放題でコーチングもあり

コーチ、または保護者が予定を決めてあげるといいかも

通信教材のよくある弱点としては、質問ができないこと。わからないことは親に聞いたりネットで調べたりと、かなり面倒です。

しかし、すららは問題がわからないとき、「質問する」をクリックすればその場で質問できます。いくらでも。

回答は後日、現役塾講師の先生がオンラインでていねいに返してくれます。

ドリルや確認問題がわからないなら、すぐフォームで質問できる

私も何度か質問してみましたが、やさしい文章で答えてもらいました。

どの問題のことかは伝わってるので、質問の仕方も簡単

また、子供の特性と目標を踏まえた上でカリキュラムを設定してくれたり、見守りや励ましといったメンタル面でのサポートもしてくれます。

さらに、親御さんがそのコーチの先生に教育相談・進路相談できる。不登校についての相談もOK。先生もお子さんのすららでの学習時間・成績を管理画面で把握していますから、説明の手間も省けます。


ふつうに学習塾に通ったら毎月3〜4万円の月謝がかかり、しかも、質問は授業前後の限られた時間しかできません。一方、すららならいつでも質問・相談ができてしまうのです。

家庭教師でも、通常、オンラインでのサポートはしていない人がほとんどでしょう。しかし、すららは24時間、気になったときにその場で質問を打ち込めばいい。電話でもOK。サポートの手厚さという点でもかなり優秀です。

すららのオススメ利用環境

すららをご家庭で利用するためにはこういった環境が必要になります。

  • Windows, Mac, iPadのどれか
  • インターネット光回線

私はデスクトップのiMac、MacBook Air、iPadで使ってみましたが、どれも問題なく動作しました。

ただし、頻繁に文字を入力しますので、キーボードはほぼ必須。なので、iPadオンリーでは少し厳しいかも。外付けキーボードが欲しいところ。

すららで勉強するときは、机の上はこんな感じになります。

11インチほどのノートPCがたぶん最適

学習時に使うものをまとめると、

  • ノートPC
  • プリントした問題
  • ファイル
  • 紙のノート

これらを置くとけっこうスペースを使いますので、勉強にスムーズに取りかかれるよう、机の上はいつもきれいにしておきましょう。

すららの料金

すららでかかる費用は入会金と月額費用の2種類。それ以上の教材費や講習費などはかかりません。

入会金

10,000円
(税別)

▽月額利用料▽

小中コース

8,000円
(税別)
中高コース

8,000円
(税別)
小中高コース

10,000円
(税別)

※いずれも英数国の3教科。

※上記料金で、テストやプリント、すららコーチのサポートなどすべてが利用できます。

※小中コース・中高コースは4ヶ月分前払いで、月額7,480円に割引。

支払いはクレジットカード決済、初月の料金は日割り計算となります。詳しくは公式サイトを見てみてください。

すららに関するQ&A

Q
うちの子供は勉強ぎらいだし、偏差値的にも40前後です。すららで大丈夫でしょうか?
A

すららは不登校期間がある子、基礎が抜けている子、発達障がいがある子にも対応した学習教材になっています。なので、他の通信教材・学習塾よりぴったり。

勉強ぎらいで現状の学力が低い。こういった子には、今ある教材の中ですららが一番いいと思います。

Q
すららには理科と社会はないのでしょうか?
A

はい、ありません。

ですので、そちらは市販の教材を利用するか、スタディサプリなどで補うといいと思います。

Q
すららの利用者数はどのくらいですか? また、どんな施設で利用されていますか?
A

すららは現在、約6万人の子供たちに利用されています。

また、学校や学習塾、教育支援センターやフリースクールでの利用も進んでいるということで、注目度急上昇中です。

最近では角川ドワンゴ学園N高等学校、通称「N高」でも導入され、話題になりました。

Q
1アカウント、つまり、1人分の料金で兄弟一緒にすららを使えますか?
A

システムの仕組み上は、1つのアカウントを兄弟で利用できてしまいます。

しかし、そうすると学習履歴がごっちゃになってしまったり、個人に適した難易度の問題が出なくなってしまうなど、すらら本来の学習効果が出ません。

1人1アカウントで利用した方がよいと思います。

Q
すららは基本的にキーボードで答えを入力するということですが、ブラインドタッチ(タッチタイピング)ができないと利用は難しいでしょうか?
A

マウスでの操作も多いですが、英語や数学は直接テキストを打ち込む問題も多いので、やはりブラインドタッチができた方がスムーズです。

近い将来、新たな大学入試共通テストでもパソコン入力が導入されるらしいので、この機会にタイピングの練習もしておくといいと思います。

Q
通信教材だと一人で学習をするばかりで、孤独になってしまいませんか?
A

すららの場合はSNSの「いいね!」のような仕組みで生徒同士が応援しあったり、学習時間・クリアユニットを他の受講生と競ったりできるので、コミュニティへの所属感を持ちつつ学習を進めることができます

また、「すららアクティブ・ラーニング」というリアルでのイベントも開催されるので、他の仲間とも直接交流するチャンスがあります(私は大人なので参加できないらしい……)。

オンライン教材でありながら、他の子とコミュニケーションが取れて切磋琢磨できるのもすららの魅力です。

Q
すららで家庭学習をすることで、学校への「出席扱い」にしてもらうことはできますか?
A

はい、可能性はあります。

文科省の方針として、家庭と学校側が密接にコミュニケーションをとっており、品質の高いIT教材を利用していれば、学校への出席扱いにしてもらえる可能性があります。

すららは日本e-ラーニング大賞で「文部科学大臣賞」を受けるほど評価されていますので、そのために最適なIT教材です。

ただし、まだ前例は少ないので、ご家庭側から学校へ積極的に働きかける必要があるでしょう。その際にはすららコーチとの協力がキーになると思います。

すららの出席扱いについてはここ

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「もし自分が教えていた生徒が、すららを使ったらどうだろう?」

そんな観点から、自腹を切ってすららを試してみましたが、評判に違わぬよくできた学習システムでした。多くの学校や学習塾で取り入れられているのもうなずけます。

不登校対策をうたった通信教材は他にもあるけど、本気で低学力の不登校の生徒にフォーカスしているのはおそらくすららだけ。まずは体験版だけでも利用してみてください。

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