一年ほど前にこのサイトを立ち上げ、「不登校でいい」「無理して学校へ行く必要はない」というメッセージを発信してきましたが、今回の新型コロナ騒動により、奇しくも社会全体がこういう流れになってきました。

元々、コロナとは無関係に学校なんか行かなくてよかったのですが、いよいよもって、学校へ通う必要はなくなりました。今こそ、積極的に不登校をしましょう。

休校だろうが再開しようが判断するのは家庭

3月上旬からこの春休み明けにかけて、全国の学校に休校要請がなされました。実際、ほとんどの学校が休校となりました。

で、今度はこの先どうするかで判断が別れています。東京都立の学校は休校を5月まで延期したり、他の地域では再開したり、と。

再開する学校に対しては、「まだやるべきではない」「休校期間を延長しろ」といった批判も出ています。けれど、これには違和感ありまくり。

だって、行かなきゃいいだけじゃん?

学校は行かなくたって別に罰則はないし、不登校したっていいんです。まして、コロナのリスクがある今、子供を学校に行かせるかどうかは親の判断にかかっている。要は、休校措置があろうかなかろうが、子供を学校に行かせるかどうかは家庭で判断すればいい。それだけのことです。

勉強はオンラインで十分

学校に行かないとなると、心配になるのは勉強の遅れ。……のはずですが、3月の休校要請を受けた国民の反応はまったく違いました。「子供が家にいると親が仕事に行けない」といった声はあったけど、勉強の遅れに関する心配がほとんどなかったのです。

つまり、今回の騒動で明らかになったのは、日本国民は学校教育にもはやほとんど期待していない、ということです。そこに価値がないことがはっきりしました。

それもそのはずで、今や勉強はオンラインのサービスを使えば学校より何百倍もいい教育が受けられることはほとんどの人が知ってる。無意識レベルではみんなそれに気づいてる。

学校でbe動詞とか受動態とかの英語文法をちょこちょこやるより、YouTubeで英会話動画を見てた方が100倍楽しいし使える英語が身につくでしょう。社会科で山川の教科書を読んで板書を写すより、中田敦彦のYouTube大学を見た方が楽しいし興味も掻き立てられます。

あるいは、学校では扱わないお金のこと、エンターテイメントのこと、幅広いコミュニケーションについてもYouTubeで学べます。

もちろん、試験に対応した知識も頭に入れなきゃいけませんが、それは当サイトで紹介してるすららとかのオンライン教材を使えばいい。

学校に行く意味などもはやほとんど消失しているのです。それが、コロナ騒動によって白日の下に晒されました。

ここ1,2ヶ月が将来の分かれ目になる

今、日本中がコロナのせいで苦しめられていますが、そんな中でも、人々は2つに別れているように見えます。

1つは、とにかくここをしのごう、というだけの人。このコロナを一過性の厄災、たとえば豪雨や台風みたいに捉えて、耐えしのごうとしてるだけの人。この人たちはアフター・コロナの時代に対応できないでしょう。

このコロナ騒動はただの天災ではなく、流行が終わったとしても世界はもとには戻りません。数ヶ月も外出自粛が続き、テレワークが広まり、新たな生活様式が定着していけば、すなわち「行動変容」が起これば、これは不可逆的な変化をもたらします。

スマホが流行したらそれ以前の生活には戻れないし、思い出すのも難しくなるのと同様、コロナも世界を根っこから変えてしまう。だから、この期間をただ「やり過ごす」だけだと、時代に取り残されてしまいます。

一方で、別の人々はこのコロナをチャンスだと捉えています。ここで新しい生活、新しい価値観、新しい行動様式へと世界がシフトしていく。だったら、いち早くそれに対応したビジネスをやろう。生き方を変えてやろう。そう思って腕まくりしてる人たちがいる。

あなたも、こちら側でなきゃいけないんです。

以前であれば、古い世界に適応して生きることにも一定のアドバンテージがありました。既得権益にしがみついたり、長いものに巻かれる生き方も悪くはなかった。2018年、2019年あたりは新旧どちらに付くかが割と拮抗していたと思います。でも、ここからは古いものが次々に壊れていくでしょう。

で、壊れていくものの代表格が学校だと思います。

コロナが流行していて学校へ行くことの是非が別れている今、まさにこのときが、学校という沈没船から飛び降りる最大のチャンスなのです。