2020年2月下旬、世の中は例の件でてんてこまいです。多くの企業がテレワークにしたり、出社時間をずらすなどの対策を取っています。

そんな中、本日こんな臨時ニュースが入ってきました。「全国の小中高 臨時休校養成へ 来月2日〜春休みまで 首相」と。

臨時休校は2020年3月2日から3月25日あたりまで

ニュースを見ると、臨時休校となるのは春休みに入るまで、とあります。もちろん、そのあとは春休みという通常のお休みになりますから、実質、休校期間はこのようになります。

2020年3月2日(月)〜4月5日(日)

春休みの終わりは地域によって5日だったり7日だったりしますが、だいたいこの期間。丸々1ヶ月以上が休校になります

一応、この休校は「政府が全国の学校に要請する」というかたちですが、事実上、これを拒絶して開校する学校はおそらくないでしょう。

今日が2月27日(木)ですから、28日(金)のあとはもう週末。で、週明け月曜日から臨時休校となるわけで、ほとんど「即時休校」に近いかたちです。

このまま学校を開けていると子供たちに広まってしまい、いっそう事態が深刻になってしまう。それを防ぐためにはこの処置も致し方なし、なのでしょう。

臨時休校の対象となる学校

対象となるのは全国の小学校・中学校・高校・特別支援学校です。

臨時休校となる学校

小学校
中学校
高校
特別支援学校

これまで北海道や千葉県市川市で臨時休校の措置が取られていましたが、一気に全国に広がります。私立か公立かも関係ありません。

ただ、入試や卒業式といったイベントに関しては「感染防止のための措置や必要最小限の人数で」という条件付きで実施を想定している様子。

それから、現時点では保育所はこの臨時休校の要請には含まれないそうです。

不登校にとっては好都合かも

不謹慎ですが、今回の騒動は不登校で苦しむ子にとってはいいきっかけになるかもしれません。

先日、複数の企業が在宅勤務を導入することになり、こんな声があがりました。

「これをきっかけにして、不必要な出社が見直されるかもしれない。テレワーク、在宅勤務が見直されるかも」

まさに、これまで不必要に会社に出ていって働いていたという状態でしたから、強制的に在宅勤務をやってみることで、「あれ、これでいいじゃん」と気づくきっかけになるでしょう。

同じことが学校にも起こるかもしれない。

この時期に1ヶ月学校を休むことで、そのメリットが実感されるはず。あるいは、この機会に自宅学習をやってみることで、「これでよくね?」と気づくかもしれない。もちろん、デメリットもたくさんあるでしょうが、とにかく、「学校へ行くこと」について距離をとって考え直すきっかけになるでしょう。

それから、前から不登校だった子は、全員が強制的に不登校になることで、精神的に楽になることは確実です。不登校が苦しいのは自分だけ学校に行ってないからであって、全員行ってなければ何も問題ない。不登校、みんなでやれば怖くない、ということです。

臨時休校でも自宅学習は忘れずに

ともあれ、休みだからといって遊んでいてはいけません。おそらく、この期間に自宅学習にしっかり取り組んだかどうかが、休校明けに大きな差となってきます。なにしろ、不意に1ヶ月もの穴が開くわけですから、この学習ブランクは深刻です。

対策を打たずに適当な状態で遊んでいたら、家庭で学習環境を整えて勉強していた子との差は圧倒的に開いてしまうでしょう。

もちろん、この時期に学習塾に通うことなどはできないでしょうから、ネットを利用した通信教材による学習を検討してはいかがでしょうか? すららなら、親御さんのサポートなしでもリモートで自立的に学習を進めていくことができます。

これまでの範囲が不安な人は遅れを取り戻すチャンスでもあります。詳しくはこちらの記事をごらんください。